規模: 現在は五馬山キャンパスと石竹山キャンパスとの二つに分かれており、総敷地面積は1000ムーあまりを有している。学内には13の学部、39の学科(6つの福建省一流本科建設学科を含む)、3つの修士育成学科、6つの修士連携育成課程が設けられ、全日制の在学生は11600人以上に達する。
運営条件:教学・研究用の機器設備が完備し、電子図書を含む蔵書の種類が豊富である。大学生イノベーション起業サービス施設、福州市企業イノベーションモデルセンターも設置されている。その他、各分野の省級教育・科学研究実験拠点や教育モデルセンター、学外実習実践訓練機構(センター)を持ち、国家職業技能検定拠点、全国職業素養能力訓練プロジェクト教育機構、福建省職業教育師資訓練センター、省級生涯教育拠点も設けられている。また、推進役となって、永久的理事長を務める福建省職業教育教師発展連盟を設立し、連盟メンバーは138校を超え、省内の中職学校をほぼカバーしている。
教師陣:現在専任教師は512人である。そのうち、修士以上の学位を持つ人が86.5%を占め、高級職が45.7%を占めている。国家「万人計画」のリーダーとなる人材、国務院政府特殊手当を受ける専門家、全国「四つの一流人材」及び福建省のA類人材、または「福建省学者奨励計画」の教授等も在籍している。
科学研究:福建省「一帯一路(シルクロード経済帯と海上シルクロード)」対外協力科学技術革新機構、省内中職徳育研究センター、福建省大学科学研究革新機構、福州市専門家ワークステーション、業界技術イノベーションセンターなどの研究機関が創設されている。また、日本研究センター、中国インドネシア産業協力研究センター、黄檗文化及び海上シルクロード研究院、職業教育高素質発展研究院、華僑華人と中外文化融通研究センター、東南対外宣伝及び英文創作センター、工芸美術研究院なども数多く設置されている。ここ数年、国家級、省・部級等の研究プロジェクト190件、政府、企業や公共機関からの委託プロジェクトを550件余りを引き受け、ライセンス特許認証を400件余りを取得した。
キャンパス文化:福建省大学中国優秀伝統文化教育示範拠点、福建省大学哲学・社会科学優秀講壇「求真大講堂」、福建省「百人計画」専門家などのハイレベル人材の交流の場となる「百人講壇」が設けられている他、省内大学で唯一の大学生による馬術チームが編成され、福建省大学生体育協会フェンシング分会も設立された。それのみならず、「書香キャンパス」、「起業を楽しもう」、「クスノキ談話」といった特色のあるキャンパス文化活動も主催してきた。また、ノーベル文学賞受賞者の莫言氏、中国科学院院士の劉昌勝氏、中国工程院院士瞿金平氏、国家トップレベルのシンクタンク「海外中国研究」分野首席専門家である魏海生氏などの有名学者が本学で講演を開き、専門的な指導を行っている。
国際教育提携:ここ数年、本学は「一帯一路」の提案に積極的に呼応し、また、中国とインドネシアによる「両国双園」産業プロジェクトの需要にもこたえるため、対外交流や国際提携を進んで展開し、対外的な大学運営の規模をより一層拡大させるように努めてきた。 インドネシア、日本、タイ、ニュージーランドなどの国や地域にある30以上の大学及び機関と相次いで友好関係を結び、教員と学生の相互派遣、人材育成、科学研究などの分野での協力事業を展開している。本学は外国人留学生や、香港・マカオ・台湾からの学生を受け入れる資質を備えており、現在ではすでにインドネシア、ラオス、ベトナムなど東南アジア諸国からの留学生を受け入れている。
社会奉仕:福建省の東南部に立脚点を置く本学は、地域の経済や社会の発展に深く溶け込み、産業発展の需要に密着し、工業園区、産業連盟、大手企業と協力して7つの現代産業学院を共同で建設し、そのうち、元洪食品産業学院、そして化学工業新材料産業学院が福建省現代産業学院にも入選した。
2023年9月